FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第822回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    BS Dlife・外国テレビドラマ「FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [Josh Kramon]
  2. 第 2 位 ( △ )
    My First Story “With you”
    トヨタ自動車 テレビCMソング
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・NHKスペシャル「平成史スクープドキュメント」テーマ音楽 [千住明]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「刑事ゼロ」劇中効果音楽 [横山克]
    ♪ ドラマ内で使用頻度が高い、洗練された和声を有する佳曲な劇伴群。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    米津玄師 “Lemon”
    SBC TBS・金曜ドラマ「アンナチュラル」主題歌
    ♪ 1位 5週、登場14週。

 以前ブログで radikoプレミアムを退会したと書いていますが、また入りました(笑)。昨年秋の北海道胆振東部地震の時に、どうしても道内ラジオ局の様子が聴きたくなり、即時再入会したのです。そのままradikoプレミアムを維持しています。普段のラジオライフは、標榜している通り 屋外FMアンテナからのFM長野・NHK-FMだけで事足りているのですが。

 しかし、この radikoプレミアムで、懐かしさ と 変わらぬ面白さのために、オープニングだけ(笑)でもと、聴き出したラジオ番組があります。北部九州をサービスエリアとして放送している 福岡・KBC九州朝日放送の生ワイド番組“PAO~N(パオーン)”。メイン・パーソナリティを担当する沢田幸二 アナウンサーの独壇場というべき超人気番組です。

 私は、茨城でKBCラジオ平日夜の生ワイドとして放送していた「PAO~N ぼくらラジオ異星人」を毎日聞いていました。特に時報明けのオープニングが好きでした。カンフー映画主題歌である“Return Of The Dragon”の曲にのせて、沢田 アナが その日の芸能ニュースをマシンガン・トークで毒舌する、あのセンスのいいオープニングが忘れられません。

 私は、沢田アナのサイン入り番組本「おだまり」をKBC経由で購入。まだ所有しています。放送で沢田アナが「茨城から注文があった」と話してくれた事を鮮明に覚えています。番組には、大変レベルの高い地元現役大学生が、スタッフやアシスタントで参加。特に ラビット弥七こと浦山 くんは、九州の高田文夫と言っても決して過言ではないトークセンスを持ってました。

 沢田黄門 と 弥七が、福岡県内の高校の校門を叩いて回る「キャンパス漫遊記」。相当 強烈な替え歌 投稿テープを ランキング形式で放送してしまう「リクエスト・わけありベスト10」など、斬新な発想のコーナーで番組内が満ちていました。当時の沢田 アナは、シャイな感じですが、スイッチが入ると、1分間 200ワードと公称していた(笑)毒舌が生放送で炸裂します。

 誰だか存じ上げませんが、オープニングで“Return Of The Dragon”を選曲・採用した方は、天才的放送人だと私は 思っています。そんな人気絶頂の中で「PAO~N ぼくらラジオ異星人」は、1990年に突然番組が打ち切られます。この原因は、稀代まれなるラジオ編成の大失敗だった“KBC-inpax”事件(笑)があったからです。

 “KBC-inpax”とは、民放ラジオの週 7日 24時間を、急進的にニュースステーション化してしまおうという構想で、時間をかけた調整なしで強行したため、局内に人事を含めた混乱と、聴取率の低迷をもたらしてしまいました。番組ワイドがスロープと呼称された、この中国の文化大革命の様な(笑)“KBC-inpax”に、沢田 アナは よく耐えたと思います。

 “KBC-inpax”の嵐は 1993年に終焉し、KBCラジオは 建て直しの模索を始めます。そして 2003年に“PAO~N”を昼ワイドとして復活。以来KBCラジオ最大の人気番組として君臨しています。あの“Return Of The Dragon”に乗せて毒舌トークするオープニングは、午後 1時の時報と共に始まります。真っ昼間です(笑)。

 「前ピン」と称している このオープニングは、“Return Of The Dragon”でないと絶対に成立しません。ラストのヴォーカル部は、美しい和声 と 旋律技巧があり、そのヴォーカル部までに、沢田 アナが マシンガントークをピタリ終らせる事によって、前ピンが放送芸術の域まで達しているのです。但し内容は 怖いものなしの毒舌ですが(笑)。

 最近この前ピンを、有名お笑いコンビの片割れが、全国的に大きく取り上げてしまい“PAO~N”と 前ピンに注目が集まってしまいました。余計な事をするな(笑)と、私は 密かに思っていますが、沢田幸二 アナは、既にKBCの役員待遇 エグゼクティブ アナウンサーまで登り詰めました。多少東京の芸プロから圧力がかかっても、撥ね付けられると推測しています(笑)。

 沢田 アナも還暦を過ぎましたが、あのマシンガン毒舌は健在です。radikoプレミアムで、特にタイムシフト機能を生かして、最新の“PAO~N”前ピンを聴き続けています。エグゼクティブ アナウンサーを「エグアナ」(笑)と称しているそうですが、是非とも沢田 エグアナには、これからも“PAO~N”を続けていって欲しいと願う、今日この頃です(笑)。


ブログ開始は 2003年です。

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