FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第255回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    ERIKA “Destination Nowhere”
    abn テレ朝・金曜ナイトドラマ「モップガール」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    樋口了一「1/6の夢旅人2002」
    abn HTB・バラエティ番組「水曜どうでしょう Classic」エンディング テーマ
  3. 第 3 位 ( △ )
    一青窈「ただいま」
    SBC TBS・愛の劇場「愛のうた!」主題歌
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    Sara Bareilles “LOVE SONG”
    ♪ 1位 2週、登場 8週。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    abn テレ朝・金曜ナイトドラマ「モップガール」劇中効果音楽 [吉川慶]

 FM長野の 第193回 放送番組審議会報告によれば、10月19日付で、非常災害時のニュース利用に関する覚書を、NHK長野放送局と取り交わしたと記載がありました。覚書の詳細な内容は解りませんが、阪神淡路大震災における、Kiss-FM KOBE と NHK神戸放送局で成立した、ニュース利用の様な形態を事前協定したのだと、私は 推測しています。

 まだJFN未加盟だったKiss-FM KOBEは、阪神淡路大震災 発災直後 混乱の中にいました。慌てて出勤した小榑雅章 社長(当時)は、断片的にしか入らないニュース配信の中で、大震災を伝えるNHKテレビを視て思い付いたのだそうです。「NHKテレビの情報を、そのまま伝えよう」。すぐさま小榑 社長は、NHK神戸放送局に承諾を取り付けました。

 「NHKのテレビによると・・」というクレジットをつけて、Kiss-FM KOBEは、NHK総合テレビが流した地震情報を、そのままラジオで放送する事に踏み切ったのです。実に賢明な決断だったと思います。被災地のラジオ・テレビ、とりわけ音楽主体のFM放送局では、ニュースソースに拘っていると、災害情報を電波で届ける事が困難な状況だったのです。

 MBSラジオの人気番組「ありがとう浜村淳です」は、大震災直後でも、通常のコーナーをオンエアーしようとしていました。しかし、途中から報道特別番組に切り替わっています。地震に関する情報は入り次第お伝えします、と言いつつも、いつもの浜村節に戻るというのは、あまりの人気の高さに、緊急報道が入り込めない聖域になっている事を物語っていました。

 ABCラジオの人気番組「おはようパーソナリティ 道上洋三です」では、内容を大震災直後から、地震関連のニュースに切り替えましたが、断片的な情報をオンエアーしているだけでした。やはりレギュラーのコーナー枠に囚われていたのです。それでも午前 8時前から、阪神高速道路高架の倒壊や、阪急電車車両の破壊など、重大な災害情報を伝え始めていました。

 神戸のサンテレビは、局舎が液状化現象に襲われるなど大変な状況の中で、ひとりまたひとりと出社してきた社員をスタジオに呼んで、インタビュー形式で 被災の様子をカメラの前でリポートさせる、独自の報道特別番組を放送し始めました。そして徐々に被災地のテレビ放送局として、ライフライン情報 と 生活情報に特化した報道へ シフトチェンジしていきます。

 現在の「FM長野ニュース」編成は、非常災害時のニュースソース確保について心配な点もありました。もしFM長野 と NHK長野放送局との覚書が、非常災害時のニュース提供を双務で事前協定するものでしたら、FM長野の決断、そしてNHKの寛容さに敬意を表します。ここを起点として、平時のFM長野ニュースや、速報報道も充実していく事を期待しています。


ブログ開始は 2003年です。

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