FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第259回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    V6 “way of life”
    NBS フジ・土曜ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」主題歌
    ♪ 編曲は 和田弘樹 ~ h-wonder 。
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「篤姫」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [吉俣良]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    樋口了一「1/6の夢旅人2002」
    abn HTB・バラエティ番組「水曜どうでしょう Classic」エンディング テーマ
  4. 第 4 位 ( ★ )
    JONTE「道の先」
    abn テレ朝・木曜ミステリー「新・京都迷宮案内」主題歌
    ♪ このドラマの主題歌らしく、アップテンポながら和声と調性が整った佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    元ちとせ「恵みの雨」
    P&G社 テレビCMソング

 ここ 2年「功名が辻」「風林火山」と、テーマ音楽が、タイトルバックも相乗して、作品として素晴らしい出来でした。そして今年の大河ドラマ「篤姫」は、既にスタートしています。2年連続の戦国時代から 幕末・明治維新に話が転換しました。さらに称賛から違和感へと転換しています。第1回・第2回の放送は、まるで幕末の朝ドラを視ているかの様でした(笑)。

 薩摩・鹿児島が舞台の大河ドラマといえば、1990年 放送の「翔ぶが如く」です。西郷隆盛に 西田敏行。大久保利通は 鹿賀丈史。明治維新を丹念に描いた優秀な作品でした。この「翔ぶが如く」島津久光 役の高橋英樹が、今回の「篤姫」では島津斉彬を演じています。まだ「翔ぶが如く」の屈折した久光へ強い残像があり「篤姫」の斉彬 役は 馴染むのに時間がかかりそうです。

 音楽は 吉俣良が担当しています。吉俣良は、劇伴音楽に強い音楽家です。今回の「篤姫」にも、テーマ音楽とは別途に、目が覚める様な劇伴音楽が数曲あります。私の和声感 と 調性感からすると、その劇伴 数トラックの美しさは 見事なものです。ただテーマ音楽に関して言えば、シンプルな旋律を ゆるやかに重ねている印象だけが先行してしまう聴後感でした。

 旋律を重ねる特徴がある大河のテーマ音楽は、湯浅譲二の制作による 1998年の「徳川慶喜」が代表例だと思います。現代音楽的とも言える重々しく難解な和音。その和声を連結するため、ひたすら旋律を重ねていきます。そしてラスト数小節に、その重々しさから解放される劇的な転調 と ストリングスだけの美しい終奏部があり、素晴らしい聴後感を得る事が出来ます。

 私個人としては、前述の「翔ぶが如く」との比較対象からも、漠然と不安(笑)を感じていますし、2年続いた戦国時代物から今作は、多少甘さは残るとの評判もあります。但し宮尾登美子の原作小説「天璋院篤姫」は、歴史観の軸が しっかりしており、要は シナリオへ歴史観が どう反映するか? です。視聴率も好調な出足だった「篤姫」の今後の展開に期待しています。

 2008年 NHK大河ドラマ「篤姫」13日 放送・第2回「桜島の誓い」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 宮崎あおい ➝ 瑛太 ➝ 小澤征悦 ➝ 原田泰造 / △ 長塚京三 ➝ △ 樋口可南子 / △ 岡田義徳 ➝ △ 佐々木すみ江 / △ 沢村一樹 ➝ 的場浩司 ➝ △ 大和田伸也 / △ 山口祐一郎 / ◯ 真野響子 ➝ △ 涼風真世 ➝ △ 草刈正雄 ➝ △ 長門裕之 ➝ △ 平幹二朗 ➝ ◎ 高橋英樹 】

 ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印  △  ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。


(追記) 週間放送視聴日記(2008年 4月18日)に、再び篤姫のクレジット順 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2008年11月14日)に、篤姫 シナリオの問題点 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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