FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第398回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    北島三郎「浪人独り旅」
    CS 時代劇専門チャンネル・時代劇「素浪人月影兵庫」主題歌
    ♪ 作詞は 結束信二。
  2. 第 2 位 ( △ )
    浜崎あゆみ “Last Links”
    SBC TBS・ニュース番組「報道特集」エンディング テーマ
    ♪ 編曲は CMJK 北川潤・Harvey Brough。
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」劇中効果音楽 [窪田ミナ]
    ♪ 1位 6週、登場12週。
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽 [佐藤直紀]
  5. 第 5 位 ( ☆ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」劇中効果音楽 [佐藤直紀]

 徳川時代の江戸町奉行所は「北町」「南町」ふたつありました。時代劇ファンなら基礎中の基礎知識です。司法を掌握していた北町奉行所 と 南町奉行所。江戸の町を南北に分けて管轄した訳ではありません。1ヵ月おきに「月番」として担当が交代します。但し 追捕した事件は、月番が変わっても、同じ奉行所が担当します。すなわち相互に監察し合う関係だったのです。

 現代において 最高裁判所の裁判官は 内閣が任命し、裁判官の不祥事は 国会議員から選ばれた裁判員で構成される弾劾裁判所が裁きます。ところが「検察庁」は、別に北町・南町と分かれていません(笑)。法務大臣の指揮権や検察審査会は 有りますが、外部から常時監察されません。故に逮捕・拘留の権限を含めた その検察庁の公権力は、計り知れないものがあります。

 私が持っている行政書士の資格は、平成 2年度の試験に、約 1年の独学で合格したものです。合格率が約 1割という国家試験ですから、通常の独学では 合格しません。どういった勉強をしたか? 今回初めてブログで公開しますが、憲法・民法などの法令問題は、行政書士試験の過去問だけではなく、日本最難関の国家試験とされる司法試験の択一問題集を勉強しました。

 ここまでレベルを上げないと、行政書士試験を独学で合格するのは 難しいものがあります。その受験勉強の経験から言えますが、弁護士・裁判官そして検事を目指す司法試験の択一問題は、その難度たるや大変なものでした。その最難関試験をパスして検事に任官し、さらに抜擢され地検特捜部へ配属されたのですから、特捜検事は、自他共にエリート中のエリートです。

 しかし、今回の証拠改ざん事件は、信じられない様な司法の不祥事です。また同じくらい 信じられなかったのは、尖閣諸島付近で海上保安庁巡視船に衝突事件を起こした中国人船長を「日中関係を考慮して」処分保留のまま釈放してしまった点です。検察は、法 と 証拠でのみ、その強大な権力を行使しなければなりません。検事は、政治的判断をしてはならないのです。

 1977年に起きた ダッカ日航機ハイジャック事件の際「超法規的措置」として、連合赤軍関係の服役・未決囚 6人を釈放した事がありました。この時は 人質の生命の問題があり、当時の福田赳夫 内閣総理大臣の決断により、やむなく釈放したものです。しかし、今回は那覇地検が 福岡高検と相談しただけで、日中関係を考慮した「政治的判断」で釈放してしまいました。

 証拠改ざん事件に関しては、監察の役割を果たすため 最高検察庁自ら捜査にあたっています。それなのに国内政治家の圧力を廃除してきた検察が、外国の圧力には 簡単に屈したとなれば、国家機関として問題外の所業です。最難関の司法試験を合格した検事さんなら、あの「日中関係を考慮した」という一文の恐ろしい意味は、事前に理解出来たと思うのですが。


ブログ開始は 2003年です。

Search

Mail-form


 ご愛読者(拍手)ボタンがあります。