第477回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
絢香 “The beginning”
横浜ゴム テレビCMソング - 第 2 位 ( △ )
NHK BS1・ドキュメンタリー番組「アスリートの魂」テーマ音楽 [林ゆうき] - 第 3 位 ( ★ )
JRA 日本中央競馬会 J・G1ファンファーレ [三枝成彰]
♪ ホルン低音部から始まり、高度の和声と調性を伴う、類例なき秀逸のファンファーレ。 - 第 4 位 ( ▽ )
NHK総合・大河ドラマ「平清盛」テーマ音楽 [吉松隆] - 第 5 位 ( ▽ )
CS ファミリー劇場・ドラマ「警視庁鑑識班」テーマ音楽 [川村栄二]
東日本大震災被災3県(岩手・宮城・福島)も、アナログ テレビ放送が先月末で終了となり、全国で地上波テレビ放送のデジタル化が完了しました。特段大きなトラブルは なかった様です。世界最大の電波塔「東京スカイツリー」も、23日からFMラジオの本放送を開始します。なおTOKYO FMの電波は、従来通り 大株主である東京タワーから発射し続けます。
我が家は、放送法上の義務である(笑)NHK受信料を、衛星契約で ずっと払い続けていますが、今回の地デシ化を期にNHKとの受信契約を解約した世帯は、なんと 9万件にものぼるそうです。但し 民放だけを視るからNHKを視ないという程度の宣言では、法的義務を逃れ得ません。テレビ受信機を設置しただけで、NHKへの受信料契約義務は 生じてしまうのです。
NHKの受信料は 衛星契約の場合、口座振替 2ヵ月で 4580円。ひと月当り 2290円の負担となり、1チャンネルあたり 572円です。ところが加入しているCATVの受信料は、ひと月 4620円。50チャンネル以上視れて、インターネットの接続料金も込みです。1チャンネルあたり92円(笑)。どうみてもNHKのほうが割高感は否めません。
1968年からNHKは、ラジオ聴取料を取らなくなりました。ラジオの放送経費は、テレビの受信料から賄っています。ラジオ受信機しか存在しない世帯は、受信料契約の必要がありません。さらにテレビの受信料は、NHKという巨大組織全体の維持にも充てられます。公共放送といえば それまでですが、その巨大組織の維持費に、割高感が深く根付いてしまっているのです。
この 4月からは、BSのオリジナルドラマや時代劇が、総合テレビでも放送されています。BSの独自性が どんどん稀薄になっているのです。難視聴対策も地デジに任された今日、それならば 1波へまとめても同じではないかと思ってしまいます。受信料は、ひと月 1000円弱が妥当な気がします。NHKに期待するのは、公共放送としてのニュース報道機能なのです。
また語学教育放送は、もはや双方向の観点からも、インターネットが主力の時代です。それこそNHKが独立した教育法人を新規設立して、豊富なコンテンツをオンデマンド配信すべきです。そうなるとラジオ第2放送にも整理統合の可能性が生じます。さらにEテレと名称変更した時点から、既に教育テレビ放送の大義名分 と 必要性が、終焉を告げている気もするのです。
NHKは、相互バックアップの点からも地上波・衛星波問わず、テレビ 2波・ラジオ 2波だけを、国民のために最低限維持すべきだと私は考えています。民放ドラマと妙な張り合いなど無用です。朝ドラや 大河ドラマなど、ドラマ制作も視聴習慣が国民に浸透したフォーマットに限定し、ニュース・ドキュメンタリーを積極的に放送したほうが より公共放送的だと思えます。
公共放送の根幹は、ニュース報道に他なりません。栄枯盛衰なく その必要性は変わらないでしょう。しかし巨大化したNHKという組織を、躊躇いなく維持していく必要性は、国民の将来に微塵もないはずです。そろそろNHKも、放送波の削減と分局化を進めて、真の公共放送の部門だけ、ラジオ込みの受信料として気持ちよく払える様な将来像を持ってもらいたいものです。