FM長野 リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第657回ランキング

   
公開 : 
  1. 第 1 位 ( △ )
    NHK総合・ドラマ10「デザイナーベイビー ~ 速水刑事、産休前の難事件」劇中効果音楽 [池頼広]

  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」劇中効果音楽 [川井憲次]

  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次]

  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    城南海 ~ きずきみなみ「月と月」
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング曲

  5. 第 5 位 ( ★ )
    上野優華「星たちのモーメント」
    BSジャパン・ドラマ「ワカコ酒」エンディング テーマ
    ♪転調を含めて調性が整っている佳曲。

 八代目・橘家圓蔵 師匠が 7日 お亡くなりになりました。。81歳でした。ラジオ・テレビ放送時代に華開いた戦後の落語四天王と言えば、古今亭志ん朝、橘家圓蔵、三遊亭円楽、立川談志ですが とうとう全員冥府に旅立たれてしまいました。

 師にあたる先代・橘家圓蔵は 大変苦労された落語家でした。活動の期間に匹敵するほど破門されていた期間も長く、際どい食い繋ぎもしてきました。そして 1941年(昭和16年)に破門を解かれ、終戦直後からフットワークの軽い現代落語で高座の人気者となったのです。

 大変な苦労をされた先代でしたが、その苦労は思わぬ所から報われます。弟子の林家三平と月の家円鏡(八代目・橘家圓蔵)が 戦後のラジオ・テレビで他を圧倒する人気者になったのです。

 先代・橘家圓蔵は 超人気落語家になった弟子二人を心底から喜び、高座でも「さっき出ていた円鏡と三平は、あたしの弟子でして。稼いでるよー。この間あたしは小遣いを貰いました。」と噺の枕にして笑いを取るほどでした。

 私にとっての橘家圓蔵 師匠と言えば月の家円鏡を名乗っていた当時、TBSテレビで土曜夜に放送していた「お笑い頭の体操」(1968年 ~ 1975年 本放送)でした。クイズダービーの前番組です。

 東京赤坂のTBSホールからの公開放送で、月の家円鏡 師匠は毎週レギュラー出演していました。番組は一種のとんち教室的な感じでしたが、後半にアコーディオンの横森良造 さんが登場する替え歌コーナーがありました。

 そしてテネシーな刻みの旋律と実に和声の整っているテーマ音楽が流れ出す時に、司会の大橋巨泉との掛け合いで円鏡 師匠が決めるエンディングの謎掛けも実に味がありました。

 私の忘れ得ない思い出は、QR文化放送で「午後2時の男」として円鏡 師匠が毎日下町のスーパーやお店から生中継出演していた頃でした。

 IBS茨城放送が水戸 本局送信所の出力アップを記念した長時間特番を生放送。なんと月の家円鏡 師匠がゲストパーソナリティとして出演しました。

 さすがヨイショの師匠とも言われた方です(笑)。当時は ちょっと暗いステーション イメージだったIBS茨城放送を一転させて、円鏡 師匠は茨城放送と茨城のリスナーを盛り上げていました。

 そして午後2時が やってきます。まさか 今日は休みだろうと思っていた矢先のQR文化放送。事もあろうに(笑)「はい!午後2時の男、月の家円鏡です。」と生中継が始まってしまったのです。

 私の長いラジオリスナー歴で、同一人物による生放送を ふたつ同時に聴いたのは、後にも先にも月の家円鏡 師匠ただひとりです(笑)。

 どっちが本当の生放送か? そんな野暮な事は思わせないのが(笑)師匠の人柄です。あの気難しい立川談志 師匠と長年ラジオ・テレビで一緒に出演し続け、談志 師匠ただひとりの相棒だった落語家こそ圓蔵 師匠その人でした。

 橘家圓蔵 師匠の落語は、面白いと判断したら即ギャグとして散りばめる 実に裏表のない高座でした。その爆笑を取る確率は 5割程度だったかも知れませんが(笑)客席には その明るさ と 楽しさが充分伝わりました。

 圓蔵 師匠は 新作に重点を置きながら古典落語も大切にしてきました。その癖、出番冒頭に噺のサゲを高らかと宣言したり(笑)ふたつの噺を ひとつにしてしまうステレオ落語を考案するなど実に破天荒な一面もありました。

 ですが橘家圓蔵 師匠は、先代には孝行し弟子からは慕われました。談志・円楽 師匠と分け隔てなく付き合いながらも、分裂騒動とは一線を画して落語協会の最高幹部として活躍し続けました。

 橘家圓蔵 師匠ほど 戦後のラジオ・テレビそしてコマーシャリズムを理解して時流に乗りまくり、それでいて落語の世界で穏やかに筋を貫いた落語家は いませんでした。橘家圓蔵 師匠は、観客本意な真の笑いを届けてくれた落語家でした。今頃あちらの世界で先代や談志・円楽 師匠と打ち解けながら、何を話しているのでしょうか?


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 長野県 松本市 に在住している、FM長野 リスナー「ラジオネーム:チャート★ドランカー」の個人ブログです。

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 ここは、2015年10月23日 の週間選曲リストと『 橘家圓蔵 師匠逝く 』に関する週間放送視聴日記のページです。

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 「週間選曲リスト」では、ラジオ・テレビ放送音楽に関する私の評論を、5曲ごとの選曲と順位で、象徴的に表現しています。

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