第711回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
Cocco「樹海の糸」
NHK総合・ドラマ10「運命に、似た恋」主題歌 - 第 2 位 ( ⇒ )
清浦夏実 “Dawn of a New Day”
SBC TBS・金曜ドラマ「砂の塔 ~ 知りすぎた隣人」挿入歌 - 第 3 位 ( △ )
Band Of Skulls “Navigate”
NHK BSプレミアム・外国テレビドラマ「クイーン・メアリー ~ 愛と欲望の迷宮」挿入歌 - 第 4 位 ( △ )
NHK総合・土曜時代劇「忠臣蔵の恋 ~ 四十八人目の忠臣」劇中効果音楽 [吉俣良] - 第 5 位 ( ★ )
あいみょん「生きていたんだよな」
テレビ東京・ドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」オープニング テーマ
♪ 散文と韻文の狭間にあるシュールな詞ですが、ヴォーカルの音律は 調性に繋がっています。
『第58回 米国大統領選挙』は、9日に投開票され、共和党のドナルド・トランプ 候補が当選しました。大接戦でしたが、米国大統領選挙の歴史上初めて、投開票前日までの世論調査や情勢分析と、真逆の投票行動が出現する、マスメディアにとっては信じられない結果でした。ヒラリークリントン候補が持つ貪欲なエリート思考に対するアンチ感情は、深く拡大していた様です。
【獲得選挙人数:トランプ 候補 306 ヒラリークリントン 候補 232】
開票速報マニア・選挙特番マニア(笑)の私としては、仕事の休みを とって、朝からCNNテレビの開票速報特番を視ました。前回 2008年 大統領選のCNNの開票速報特番は、同時に行われた連邦議会上院・下院選挙もマメに速報していましたが、今回は 激戦を反映してか ほぼ大統領選の速報だけに集中し、州ごとの勝者判定は、開票実数データをメインに行っていました。
CNNの開票速報では、前回に引き続き全米の選挙情勢を、John King アンカー 兼 首席国内担当記者が「マジック ウォール」と呼ばれるマルチディスプレイを駆使して的確に分析。トランプ 候補の当選可能性を、市郡単位の票数から正確に積み上げ推定する神がかり的な分析を行いました。CNNのJohn King は、世界一の選挙アナリストだと断言出来ます。
予定していたヒラリークリントン 候補の祝勝会場では、失望感から席を立つ支持者が続出しましたが、午後 4時になるとトランプ 候補の獲得選挙人数は、247で止まってしまいます。当確が出ないまま午後 4時39分に、ヒラリークリントン 候補がトランプ 候補に、祝福の電話をかけたとのブレーキングニュースが流れ、CNNでは やっとトランプ候補の勝利を速報しました。
そしてトランプ 候補の勝利速報から 3分後、なにか慌てるかのように(笑)獲得選挙人が 257 ➝ 268と急に伸び始め、トランプ 候補が勝利宣言をする直前に 280と当確ラインを突破しました(笑)。CNNテレビは、午後 4時47分にギリギリで、トランプ 候補の大統領当選確実を放送しています。前回より 3時間29分も遅い新大統領の誕生でした。
【Popular Vote:ヒラリークリントン 候補 47・7% トランプ 候補 47・4%】
獲得得票数の全米集計である“Popular Vote”では、僅か0・3%ですが、ヒラリークリントン 候補がリードし、獲得選挙人数の結果と 逆転しました。この逆転現象は、2000年の大統領選以来、16年ぶりになります。しかし 獲得選挙人数は、明確な差となって現れ、トランプ 候補が一気に当確。「間接選挙」のシステムは、トランプ 候補を大統領に押し上げたのです。
最大の激戦区だったフロリダ州で、ヒスパニックの固い地盤を押し退けてトランプ 候補が勝利したのには 大変驚きました。トランプ 候補の暴言癖は、ヒスパニックなど有色移民層を、ヒラリークリントン 候補への投票行動に向わせるとの読みがありましたが、トランプ 候補は逆に、絶対多数の白人有権者層を投票へ動員してしまい、ここも予想外の結果となっています。
直前の世論調査 と 実際の選挙結果が違っていた背景には、多くの世論調査の回答者が、実際の投票行動と異なる回答、つまり世論調査にフェイントをかけていた(笑)事に他なりません。このフェイントが常態化すれば、出口調査に存在理由は ありません。世論調査・出口調査偏重のマスメディアの選挙報道に対して、トランプ 候補支持者は 最初の警鐘を鳴らしました。
トランプ 次期大統領は、日本の安全保障に関して、応分の経費を負担しなければ在日米軍を引き上げるとの強行策を、選挙中に打ち出しています。在日米軍が駐留を止めれば、在日米軍放送のAFNも閉局するのかな? と 呑気な事を考えてしまうくらい現実味が起きません(笑)。安倍 首相の行動は早く、当選翌日朝にトランプ 次期大統領と 電話会談をしています。
連邦議会議員はおろか、市議会議員でさえ経験した事もなく、軍歴すらないアウトサイダーのトランプ 次期大統領に、世界で最も権力が集中する米国大統領が本当に勤まるのか? 疑問が募るなかで、勝利宣言演説でのトランプ 次期大統領が意外にも(笑)真摯で誠実だった点を信じ、成長するトランプ 大統領 と 上院・下院で多数派となった共和党政権の変革に期待しています。