FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第720回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NBS 東海テレビ・オトナの土ドラ「リテイク ~ 時をかける想い」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [末廣健一郎・Brian Shore]
    ♪ 14日放送では テーマ音楽にヴォーカルが加わっています。
  2. 第 2 位 ( △ )
    松任谷由実 “AVALON”
    JRA 日本中央競馬会 テレビCMソング
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・外国テレビドラマ「ダウントン・アビー ~ 華麗なる英国貴族の館」テーマ音楽 [John Lunn]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    BS JAPAN・火曜スペシャル「人形佐七捕物帳」劇中効果音楽 [ROSE MATRIX]
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    手嶌葵「赤い糸」
    NHK BSプレミアム・プレミアムドラマ「女の中にいる他人」主題歌

 昨年夏、NHKによる空前のスクープから始まった天皇陛下の生前退位の流れですが、首相の私的諮問機関である「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の論点整理発表を前に、政府筋から方針が漏れ始めています。10日から11日にかけては「2019年元日で改元」と一斉に報道。13日には、秋篠宮 殿下を皇太子待遇とするとの案も、メディアを通じて流れました。

 天皇陛下の退位を可能にする特別法を制定し、新年元日を以て新天皇が即位・改元とする考えの様です。この情報通りだとすると、平成は 30年で終わりと言う事になります。但しこの元日 即位・改元案には、宮内庁が 宮中祭祀の関係から難色を示しており、次策として平成 30年の天皇誕生日(2018年12月23日)に 即位・改元する案も浮上しています。

 このブログでも平成の玉音放送の際に、生前退位を特別立法で定める事自体「皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。」との憲法 第2条に抵触すると すぐ思ったのですが、特別立法の存在理由を、皇室典範の附則に加えてリンクしてしまう、いかにも内閣法制局サイドのアイデアらしい便法で切り抜けるのだそうです。

 退位した天皇陛下は「上皇」と称し、秋篠宮 殿下は「皇太弟」とする案も出ている様ですが、上皇といえば 中世院政が罷り通った時代。皇太弟と言う語彙には、壬申の乱や保元の乱を思い浮かべてしまいます。今回の議論を見聞きすると、その論者が 自分が生まれ育ったこの国の伝統や文化に対して、どの様な軽重を心底に有しているのか、露呈している事に気付きます。

 私の心底には、もし元日が退位・即位の瞬間となれば、2019年大晦日の「ゆく年くる年」は どの様な番組になるのか? と、沸々と興味が湧いてきてしまいます。1999年から 2000年にかけての ゆく年くる年は、コンピュータ誤作動の懸念があった 2000年問題 と 1000年に 1度のミレミアムが重なり合い、まるで報道特別番組の様だった事を覚えています。

 私は 天皇制に関して、時代の要請だけで軽々と そのシステムに手を加えてはならないと考えていますが、今上天皇陛下の純粋なお気持ちは、何よりも尊重すべきです。天皇制への根幹の考えと、皇位継承の瞬間に 日本のラジオ・テレビ放送は どうなるのかという興味が混じり合い、具体的に進んできた天皇陛下の生前退位の流れの中で、私は 思いを巡らしています。


(追記) 週間放送視聴日記(2017年 6月 2日)に、退位特例法を読み解くを掲載しました。

(追記) 皇室会議の意見聴取を経て、ご退位は 2019年(平成31年) 4月30日。ご即位は 翌 5月 1日と政令決定しました。


ブログ開始は 2003年です。

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