第1071回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
NHK総合・特選!時代劇「お登勢」テーマ音楽 [野村知成・藤野登] - 第 2 位 ( △ )
英国 ITVテレビ・itv NEWS AT TEN テーマ音楽 [Johnny Pearson] - 第 3 位 ( ▽ )
林部智史 “Omoide”
BS松竹東急・土曜ドラマ「商店街のピアニスト 永遠の調べ」主題歌 - 第 4 位 ( ★ )
Fleetwood Mac “Little Lies”
♪ ラジオ リヒテンシュタイン ネット中継で聴いた、牧歌的な旋律なのに リズムの刻みがブルースロックを伝えている美しい和声の秀逸曲。 - 第 5 位 ( ⇒ )
YOASOBI「勇者」
TSB 日テレ・アニメ「葬送のフリーレン」オープニングテーマ
NHK衛星放送の減波が迫ってきました。2Kでは、12月 1日から BS1 だけの放送になります。では減波されるBSプレミアム(BSP)は、12月から翌年 3月まで何を放送するのか? ガイダンスを流すらしいです。2011年 アナログテレビ最期の 12時間を思い出しますが、グレーアウトに近い感じではなく、動画的要素を加えたガイダンスだそうです。
BSPで 2時間先行放送している大河ドラマも、チャンネル変更のお知らせが出始めました。長年大河ドラマが日曜午後 8時だと刷り込まれているので(笑)私は BSPの先行放送を殆ど視ていません。ですがBSの大河ドラマ 2時間先行は 定着しており、衛星放送の視聴率調査でも上位にランクされています。もちろん12月以降も、2時間先行放送は 続きます。
今年のNHK大河ドラマは「どうする家康」。毎年書いている開始時レビューには、期待感を滲ませたのですが、作者である古沢良太に、歴史観が不足していると結局気付いてしまいました。第3回のサブタイトル「三河平定戦」に深い歴史観を感じたと書いてみたのに、第6回「続・瀬名奪還作戦」第18回「真・三方ヶ原合戦」で、金メッキは 剥がれてしまったのです(笑)。
第39回「太閤、くたばる」に至っては、大河ドラマ史上最も汚濁したサブタイトルです。歴史観の枯渇から吐き出た、古沢良太の稚拙な捨て台詞だと思わざるを得ません。その癖 次回の本編では、豊臣秀吉逝去と文字を出し、失笑してしまいました。2020年「いだてん~東京オリムピック噺」の宮藤官九郎には及びませんが(笑)歴史嫌いのライターだったと自証しています。
このブログでも 2008年「篤姫」の田渕久美子あたりから、シナリオライターの歴史観の欠落に疑問を呈してきました。NHKの大河ドラマ脚本家の選考にも、同じく疑問が顕在化しています。さらに一時期の歴史考証人事も同様です。この国の歴史を大河ドラマで伝えようとするのではなく、この国の歴史を大河ドラマで遊び半分に崩していこうとするかの様でした。
但し豊臣秀吉 役のムロツヨシは、独壇場と断じられる名演が連発し素晴らしかったです。また ハコヅメ 〜 たたかう!交番女子での刑事役が鮮烈だった 山田裕貴。ドラマ25・直ちゃんは小学三年生の 杉野遥亮。ドラマ24・しろめし修行僧の 岡部大。水曜どうでしょう的には、今でもnoちゃんな 音尾琢真など、優れた若き個性派俳優が、徳川十六神将を構成していました。
配役は良質なのに歴史観無きライターが書き殴っていくNHK大河ドラマでは、60年に及ぶ放送文化に値しません。来年は 藤原道長役 柄本佑。再来年が田沼意次役 渡辺謙と、これも配役で押さえるところは押さえていますが、やはりライター人選に心配が募ってきます(笑)。世帯視聴率で 10%と底を探っている「どうする家康」の今後の展開に まだ期待しています。
2023年 NHK大河ドラマ「どうする家康」19日 放送・第44回「徳川幕府誕生」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 松本潤 ➝➝ 山田裕貴 ➝ 杉野遥亮 ➝ 板垣李光人 ➝➝ △ 松嶋菜々子 / 松本若菜 ➝ 森崎ウィン ➝ マイコ / △ 大森南朋 ➝ 音尾琢真 ➝ △ 松重豊 / ◯ 北川景子 ➝➝ △ 玉山鉄二 ➝ △ 松山ケンイチ ➝ ◎ 和久井映見 】
ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印 △ ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。