第570回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
桜井美南「今かわるとき」
テレビ東京・ドラマ24「なぞの転校生」オープニング テーマ - 第 2 位 ( ⇒ )
NHK総合・大河ドラマ「軍師官兵衛」テーマ音楽 [菅野祐悟] - 第 3 位 ( ⇒ )
abn テレ朝・木曜ドラマ「緊急取調室」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [林ゆうき] - 第 4 位 ( ★ )
DREAMS COME TRUE “AGAIN”
TSB 日テレ・ニュース番組“NEWS ZERO”テーマソング
♪ 畳み掛ける様なサビ部は、技能的でドリカムらしいバラード佳曲。 - 第 5 位 ( ⇒ )
植村花菜「輝く時間(とき)の中で」
テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング テーマ曲
ソチ冬季オリンピックは、前半戦が終了しました。12日のノルディックスキー複合ノーマルヒルでは、渡部暁斗 選手(北安曇郡 白馬村出身)が銀メダルを獲得しています。複合競技では 20年ぶりのメダル獲得です。私は地元CATVを通じてテレビ東京で生中継を視ていましたが、キャスターの荻原次晴 氏が号泣していたのには 感動しました。深い意味があったのです。
日本のお家芸だった複合競技は、欧州競技団体の圧力を受けたFIS(国際スキー連盟)によって、日本に不利なルール改正が行なわれてしまいました。スポーツ競技のルールは、意図的に変更する事を許さないはずです。例えば陸上の十種競技は、全種目に渡り厳密な得点算出のルールが、数理的に定められており、各競技のウェイトを変更する事など あり得ません。
開催サイクルの変更があった 1992年アルベールビル冬季五輪・1994年リレハンメル冬季五輪で、団体 金メダルを獲得した荻原健司 氏は、北野建設スキー部長として所属する渡部 選手を育成しました。弟の荻原次晴 氏は、その際限なき選手育成の辛苦を目の当たりにし、日本の複合チームが 20年間苦労した果てに得た、ひとつの結実に号泣したのだと思います。
今回のソチ冬季五輪で、同様に結果を得点化する競技の中から、私が気になったのは、フィギュアスケート団体の順位決定方法です。男・女・ペア・アイスダンスのSP(ショートプログラム)の順位に対して、1位 10点・2位 9点と 1点刻みに配点し、その集計で上位 5ヶ国が決勝のフリーへ進出。決勝でも同様の配点を行い、SPの得点に合算し最終順位を決定します。
この配点方式は、音楽チャートマニアなら非常に馴染みがあります。毎週のランキングに対して、順位ごと 1点刻みに配点して、その総合集計で 年末の年間チャートを決定・発表するシステムです。コーセー歌謡ベスト10の年間ベストテンは、1位 10点・2位 9点と10位 1点までの配点から集計し、ソチ冬季五輪フィギュア団体のSPと全く同じでした。
一見合理的に見える この順位決定方法ですが、色々と問題点を含んでいます。1位 10点・2位 9点の 1点差と、8位 3点・9位 2点の 1点差は、競技種目の技能達成度の観点から見ると、大きな違いがあるからです。フィギュアスケート競技の技能に関して、メダルが取れるか否か、さらに最終勝者である 1位か否かは、重要なウェイトの差が存在します。
技能差に殆ど意味合いがない 8位・9位なども同じウェイトの 1点差を与え、それを最下位に至るまで配点してしまうのは、フィギュア競技にとって 合理的必要性がないのです。このブログでも「音楽チャートの真理」として、何でも全ての事象に最下位まで順位付けるのは美しくなく、順位があるかないかの差異こそ、実はチャートとして重要なのだと書きました。
フィギュアスケート団体の場合を考察してみると、金・銀・銅 プラスアルファの 5位までに配点を限定し 6位以下が 総て0点。さらに 1位 と 2位、そして3位 と 4位は、異なるウェイトを与えるべきだと考えます。開会式当日は、松本市内 49センチの積雪でしたが、この週末に また大雪となりました。連日 深夜から早朝にかけてのオリンピック放送 視聴お疲れ様です。