FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第574回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NBS フジ・ドラマ「福家警部補の挨拶」テーマ音楽 [横山克]
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    桜井美南「今かわるとき」
    テレビ東京・ドラマ24「なぞの転校生」オープニング テーマ
  3. 第 3 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「軍師官兵衛」テーマ音楽 [菅野祐悟]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    CS 時代劇専門チャンネル・時代劇「大岡越前」テーマ音楽 [山下毅雄]
    ♪ 神域に達する秀逸な和声を有したテーマ音楽は、テレビドラマ史上の最高傑作。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    DREAMS COME TRUE “AGAIN”
    TSB 日テレ・ニュース番組“NEWS ZERO”テーマソング

 12日に 総務省の常設諮問機関である 電波監理審議会は、AMラジオ局にも FM放送の免許を認める答申を出しました。ラジオの歴史の大きなターニングポイントです。 既に「FM方式によるAMラジオ放送の補完中継局に関する制度整備案」が発表されており、災害対策・難聴取解消などの目的で、AMラジオのFM同時放送は、具体化へ向かって確実に進んでいます。

 一方のV-LOWマルチメディア放送は、ポイントすら見えません。開設計画の認定から 5年以内に、エリア内の世帯カバー率の基準を満たすべく、都道府県単位まで細かく送信所・中継所を建設・配置しなければならず、それに耐えうる巨額の先行設備投資の必要性など問題が顕在化し、まだ具体的に進展してるとは言えない様で、AMラジオのFM同時放送とは 対照的です。

 そんな中で「見えるラジオ」(文字多重放送)が、今月31日を以て終了となりました。私は、FM長野で最も早く「見えるラジオ」を見た(笑)リスナーなのです。1995年 4月 1日 午前 0時から始まった「JOZU-FCM エフエム長野文字多重放送 受信報告第1号」の確認証を所有。JFN全体では、全国第3号の受信確認証も所有しています。

 ブロガー プロフィールで ご紹介した通り、私は長年ラジオ チャート番組の記録を続けてきました。その記録時の悩みは、初登場した新譜楽曲の正確なタイトル表記だったのです。「見えるラジオ」のアイデアを知った当時、音楽チャートマニアの私は、見えるラジオを革命的だと感じました。発表される初登場曲の正確なタイトルが、ラジオで「見える」のです(笑)。

 そこで早い段階から「見えるラジオ」1号機の購入予約をしました。さらに確実に「見えるラジオ」を入手すべく、開発・販売したカシオ計算機株式会社 本社営業本部にも手を回し(笑)あらゆる政治的手法を駆使して、放送開始 2週間前の段階で「見えるラジオ」1号機“CASIO MR-1”を手に入れました。故に FM長野から受信確認証も第1号が発行されたのです。

 「見えるラジオ」終了の理由としてJFNは、携帯・スマートフォン等を通じて様々な情報サービスを受けることが可能となり「見えるラジオ」は その役割を果たし終えたと考えるのが妥当な環境となった、と発表しています。私も手書きのラジオ チャート番組記録は、既に終了しており、今や この様に個人発信のブログで、自らが選曲した順位を毎週発表しています。

 1995年 7月のJFNセミナー記録資料を読み返してみると、興味ある記載がありました。「新しい時代におけるFM像は、2010年をターゲットに考えるべきであろう。これからは マルチメディアをどう運用し、生活者にアピールしていくのかの試行錯誤の時期である」と唱えた、TOKYO FM(FM東京)の後藤亘 代表取締役社長(当時)の講演要旨です。

 そのターゲットとする 2010年から 4年経った今、FMラジオにとってマルチメディアの先鋒だった「見えるラジオ」が、終焉の時を迎えました。V-LOW マルチメディア放送の船出が 苦難に襲われている中、後藤亘 元社長が 19年前に定義付けたJFNの試行錯誤の時期は、ターゲットを通り過ぎても、まだゴールの見えない状態として続いています。


(追記) TOKYO FM(エフエム東京)は、2019年10月 8日に、V-LOW マルチメディア放送事業からの撤退を発表しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2019年10月11日)に、V-LOW マルチメディア放送(i-dio)終了 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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