FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第833回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK BSプレミアム・プレミアムドラマ「盤上のアルファ ~ 約束の将棋」劇中効果音楽 [林ゆうき]
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・NHKスペシャル「平成史スクープドキュメント」テーマ音楽 [千住明]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    My First Story“With you”
    トヨタ自動車 テレビCMソング
  4. 第 4 位 ( ★ )
    SIRUP“Do Well”
    Honda テレビCMソング
    ♪ ラップから外れると旋律に不思議な和声を感じさせる佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    Krissie Karlsson“Girls”
    コーセー化粧品 テレビCMソング

 1日に 皇位継承に伴う元号が決定・発表されました。新元号は『令和』(れいわ)です。

 1370年余り前にあたる大化の改新から数えて、248番目の元号です。出典が国書である「万葉集」と、初めて我が国の古典から採用されました。「時に、初春(しょしゅん)令月(れいげつ)にして、気淑く(きよく)風和ぎ(やわらぎ)」との記述がある、万葉集 巻五の梅花の歌 三十二首 序文より引用されています。新元号の施行は、5月 1日 午前0時です。

 当日のNHK総合は、午前 8時15分から 約 8時間に渡る特設ニュースを編成。元号に関する懇談会や 新元号発表の瞬間。そしてその後の反響まで 瀧川剛史 アナ と 上原光紀 アナが担当しました。特に 30年前の平成決定の臨時ニュースの際に解説を務めた 所功 京都産業大学名誉教授が、再びスタジオゲストとして招かれていたのには、視聴していて感慨を覚えました。

 当日は、元号に関する懇談会 ➝ 衆参両院正副議長からの意見聴取 ➝ 全閣僚会議 ➝ 臨時閣議と元号決定の手続きが進みます。「元号に関する懇談会」のメンバーとして、2012年 ノーベル医学生理学賞を受賞された山中伸弥 京都大学教授を始め、NHK・民放連・新聞協会とメディアの首脳が入っている点に、政府の私的諮問機関の中でも、極めて強いパワーを感じました。

 また「全閣僚会議」というのは、滅多に開かれないものです。関係閣僚会議ならば、しょっちゅう開かれますか(笑)全閣僚会議は、新元号決定手続き以外に開催されたという記憶がありません。全閣僚会議 と 正式な閣議は、構成メンバーが全く同じです。閣僚による全員協議会(笑)であって、発言の自由が認められた我が国最高の協議機関の様な趣があります。

 菅義偉 官房長官は、第1次 安倍内閣の初入閣の際にブログにも書きましたが、自らの経歴に ダンボール工場作業員と記しているくらい苦学されています。沈着冷静な官房長官ですが、11時41分の新元号発表の際には、明らかに高揚した姿が視てとれました。発表の瞬間の視聴率(関東地区)は、NHK総合が 27・1%、全局合算で 50%超えを記録しています。

 ラジオでは、NHKーFMが 異例の特設ニュースを、10時からラジオ第1と同時放送しています。FM長野では、11時44分に“simple style”で新元号を速報として初報道しました。そして11時55分からのFM長野ニュースやJFNニュースで詳報しています。全国のテレビ局では、旧U局を除いて、新元号発表の報道特別番組を放送しました。

 このブログでは、もう 14年ほど前の頃に、昭和天皇崩御から 元号平成発表に至るまでの、NHKチャイム入り臨時ニュースについて書いた事がありました。今回このリストを沢山の方がアーカイブされ お読み頂きました。本当にありがとうございました。今回の新元号発表では、あのチャイムが鳴らず、Eテレや ラジオ第2放送は、通常の番組をオンエアーし続けています。

 今回の新元号発表は、翌日改元の緊急性はなく、1ヵ月の準備期間があります。そしてインターネットが全盛となった今、FM長野・JFN各局などが個性的な編成をしても、障りのない時代がやってきています。但し その編成には、放送としての価値 と 将来からの考課が伴います。あのチャイムは、震度 6弱以上の地震速報以外に、NHKは 鳴らさなくなっているのです。

 私としては、朝から新元号発表の特設ニュースを視聴しましたが、手続きの進行が まるで開票速報特番の様で(笑)そして菅 官房長官による発表まで実に劇的でした。チャイムが鳴らなくても、張り巡らされたネット社会の中で、令和という新元号が瞬時に鳴り響き、現代に見合ったニュース報道の有り方 と 実践が、今回の新元号発表特番で視聴出来たと思っています。


ブログ開始は 2003年です。

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