FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第837回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    BSフジ・ドラマ「警視庁捜査資料管理室」テーマ音楽 [櫻井陸来]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「雲霧仁左衛門」テーマ音楽 [遠藤浩二]
  3. 第 3 位 ( △ )
    家入レオ “Prime Number”
    abn テレ朝・木曜ドラマ「緊急取調室」主題歌
  4. 第 4 位 ( △ )
    SIRUP “Do Well”
    ホンダ テレビCMソング
  5. 第 5 位 ( ★ )
    BS Dlife・外国テレビドラマ「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」テーマ音楽 [Sean Callery]
    ♪ ストリングスの刻みがE.Ba.の役割を果たしているかの様な佳曲。

 1日 午前 0時を以て、天皇の退位等に関する皇室典範特例法の全条文が完全施行され、先帝のご退位 と 新天皇陛下のご即位が行われました。

 先帝は 上皇陛下となられ、平成31年は 令和元年に改元されました。天皇のご退位は、江戸時代末期の光格天皇以来 202年ぶりで、日本国憲法 さらに 大日本帝国憲法施行から初となります。光格天皇は、幕府に実権を握られていた当時、上皇時代も通じて朝廷儀礼の復興に力を注ぎ、明治維新の源流点となった帝です。光格天皇の曾孫が明治天皇にあたります。

 4月30日 午後 5時から、退位 に伴う憲政史上初の儀式であり国事行為でもある「退位礼正殿の儀」が、皇居・宮殿 松の間で行われました。三種の神器の剣・勾玉と、天皇御璽・大日本国璽が据えられ、国民を代表して安倍 内閣総理大臣が辞を述べ、先帝がお言葉で答えられました。三権の長 と 国務大臣、最高裁判事 そして地方代表など 294名が参列しています。

 退位礼正殿の儀は、約 13分ほどで終了し、Eテレを除く地上波テレビ全局が生中継しています。特筆すべきは、米国のCNNが ブレーキング ニュースとして全世界に生中継した点です。先帝の お言葉は、そのまま同時通訳付きで放映されています。英国・BBCも退位・即位の儀式を生中継しました。外国王室に類例のない洗練された儀式に、多くの反響があったようです。

 1日 午前 10時30分から、三種の神器を引き継ぐ天皇践祚の儀式「剣璽等承継の儀」が 国事行為として行われました。31年前 と式次第は 全く同じでした。一切無言の中で 新天皇陛下の前に三種の神器 と 御璽・国璽が置かれ、すぐ新天皇を挟む様に三種の神器が退室し、儀式は 約 5分で終わっています。皇位継承権者は 2名。国家中枢からの参列者が 24名でした。

 午前 11時13分からは「即位後朝見の儀」が 国事行為として行われました。新天皇・皇后両陛下が初めて公式に国民の代表と会い、陛下 と 内閣総理大臣がメッセージを交わされました。その中で新天皇陛下は、日本国憲法に関して 守り という語彙を使わず、則り と述べた点が印象的でした。出席した国民の代表は、三権の長、国務大臣、地方議会議長など 292名です。

 天皇の退位等に関する皇室典範特例法が施行され、剣璽等承継の儀 と 即位後朝見の儀が滞りなく終了し、新天皇陛下と共に「令和」時代がスタートしました。なお「即位礼正殿の儀」は、10月22日に行われ、臨時の祝日になります。31年前の剣璽等承継の儀 と 即位後朝見の儀は、全員喪服でしたが、今回の即位後朝見の儀における女性皇族のお姿は、華やかに映りました。

 退位日 そして 即位日の地上波テレビは、まるで大晦日から元日にかけての番組編成の様でした。特にNHK総合は、29日に「総決算!平成紅白歌合戦」(笑)。30日には「ゆく時代 くる時代」そして平成31年から令和元年に改元した 1日午前 0時には、まるで謹賀新年的な全国からの生中継でした。FM長野を始めラジオも、平成を振り返る特番を放送しています。

 3年前にNHKが 生前退位のご意向を大スクープしてから、平成の玉音放送で ご意思が明確になっても、憲法や皇室典範への法的疑義から、ご退位は厳しい道程だったはずです。ところが根拠法令の制定に英知が集まり実現が決まると、新元号発表時は、多くの国民の注目を集め、これほど祝賀ムードに包まれた穏やかな皇位継承になるとは思ってもいませんでした。

 令和の額を高々と掲げた菅 内閣官房長官は、直近の記者会見で「特例法の作成に至るプロセスや、整理された基本的な考え方については、将来の先例になりうる」と明言しています。私の人生の中でも、忘れ得ないほど感慨深い皇位継承の瞬間を迎える事が出来ました。新天皇陛下のご即位を心から祝賀すると共に、時代を醸し出す皇室制度の弥栄を祈念してなりません。


ブログ開始は 2003年です。

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