FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第981回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「鎌倉殿の13人」テーマ音楽 [エバン・コール]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    Mitski “Love Me More”
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    BS WOWOW・オリジナルドラマ「前科者 ~ 新米保護司・阿川佳代」劇中効果音楽 [岩代太郎]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Liam Gallagher “Everything’ Electric”
    ♪Drs.の刻みが懐古的で心地良さを感じる佳曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    Prep “The Kid”
    ♪ 経歴を知って制作の考えが解った懐古的なシテイポップ。

 2025年に決行される予定のNHKラジオ減波まで、あと 3年です。NHKは、来年度の国内放送番組編成計画 と 公式なタイムテーブルである「放送番組時刻表」を発表しました。その中の いつも聴いているNHK-FMの番組時刻表を見て、驚きました。ラジオ第2放送廃止後に背負っていくNHK-FMの役割に関して、大きなシグナルが点灯し始めています。

 今まで長年に渡りバロック音楽放送を続けてきた平日午前 6時台で「中学生の基礎英語」3講座が放送される事となりました。バロック音楽放送「古学の楽しみ」は、午前 5時からの放送へ移動。遂にラジオ第2放送の基幹講座番組が、NHK-FMへやってきます。3年後のラジオ減波に向けて、ラジオ第2放送との穏やかな融合が、NHK-FMで始まりました。

 新編成計画には「経営計画で示した音声波の再編を検討する一環として、英語を学ぶ番組をラジオ第2放送と同じ時間帯に編成します。」と明記されています。また NHKの全国個人視聴率調査によると、ラジオ第2放送で唯一聴取率の数字に触れているのが、基礎英語の0・1%で、最大の人気番組(笑)から、NHK-FMへの引っ越し作業をスタートさせる意図が解ります。

 今までラジオ第1放送 平日午後 4時台に行ってきた、FM放送の逆輸入(笑)放送が打ち切りとなり、それらの番組枠が、FMの夕方 6時台に戻ってきました。これで午後 4時から約 3時間は、民謡をたずねて や オペラ・ファンタスティカの本放送を除き、自由に編成可能な、大きな再放送枠となりました。また平日朝 10時台に、夜の(笑)プレイリストが再放送されます。

 私は 1960年代当時のNHK-FM草創期の番組表が紹介された書籍を保有しています。そのNHK-FMの番組表では、前述の英語講座などラジオ第2放送の教育教養番組が相当の枠を占めていました。今年の改編では、新番組の開発が殆どなく、再放送時間帯を大きく確保している事自体、ラジオ第2放送廃止時の受け皿を、予め用意している意図が読み取れます。

 私が懸念していたクラシック音楽番組の放送枠については、平日夜の ベストオブクラシック、午後の クラシックカフェ と朝の再放送、総て変化なくほっとしています。また日曜の長寿クラシック音楽番組も安泰です。この点まだ予断は許しませんが、どうかN響定期演奏会生放送を含めたクラシック音楽番組の枠だけは、ラジオ減波以降も維持して欲しいと思います。

 ただ語学講座を含めて、ラジオ第2放送の番組を一定量受け入れる事は、NHK-FMにとって概ね好ましい事です。音楽・芸能・文化・教養そして報道と、知的水準のターゲットを上げた番組編成は、生き残っていく 21世紀のラジオの将来像にも叶います。ラジオリスナーのコアターゲットとは、単純な年齢階層ではなく、多重な知的水準階層に置くべきなのです。


(追記) 週間放送視聴日記(2024年 2月23日)に、NHK-FM 2024年の改編 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年 2月17日)に、NHK-FM 2023年の改編 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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