FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第814回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    UA「黄金の緑」
    BS朝日・ミニ番組「緑のコトノハ」テーマ曲
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・土曜ドラマ「不惑のスクラム」劇中効果音楽 [岩代太郎]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    番匠谷紗衣「ここにある光」
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌
  4. 第 4 位 ( ★ )
    BS Dlife・外国テレビドラマ「FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [Josh Kramon]
    ♪ 器楽和音の刻み方がユニークで繊細な劇伴があり、特にテーマ音楽は 佳曲です。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「ぬけまいる ~ 女三人伊勢参り」劇中効果音楽 [吉俣良]

 2020年 3月31日までと期限が定められていた、民放AMラジオのFM補完中継局の置局でしたが、民放ラジオ難聴解消支援事業の補助金制度もあって、あっと言う間に普及が進みました。現在 FM補完中継局の開局ラッシュです。周波数割当てに対し 免許未交付なのは、RKC高知放送、RNC西日本放送(香川)そして RFラジオ日本(神奈川)だけとなりました。

 ここ信州でも、SBCのFM補完中継放送網が構築されつつありますが、その残り 3県の内、元 社会の木鐸(笑)のほうは、NTV日本テレビと関係が深く、経費調達よりも、東京を含む中継局エリア と 置局位置のほうにネックがありそうな気がします。四国 2県は、別の方向から先行してFM補完放送が整備されつつあります。NHKラジオ第1のFM補完放送です。

 当初 NHKラジオ第1のFM補完は、認めない原則を貫いていました。既存のNHK-FMがあり、その放送網を使えば 災害時の緊急報道は 可能であるとの考えです。しかし、鹿児島県や 沖縄県の島部では、既にNHKラジオ第1のFM中継が始まっていました。そして総務省は、離島のみ認めていたNHKラジオ第1のFM中継局設置を、本土でも認める様になったのです。

 許可が受けられるNHKラジオ第1のFM補完は、置局の目的が 難聴対策 もしくは 災害対策の2点に限定されています。災害対策は 南海トラフ巨大地震関連が現在認められています。しかし、南海トラフ巨大地震の災害対策は、西日本全域が ほぼ対象になります。そして難聴対策ならは、全国に必要性が生じています。地域の限定が、余り意味をなしていないのです。

 2年前に、長野県にも 南木曽 と 木祖楢川に、NHKラジオ第1のFM補完中継局が置局されました。目的は、地形的影響による難聴対策です。FM補完が未許可なRKC高知放送 と RNC西日本放送のサービスエリアにも、NHKラジオ第1のFM補完中継局が 3ヵ所置局されました。いずれも理由は 災害対策。やはり南海トラフ巨大地震を想定しています。

 これからの焦点は「親局」つまり都道府県のセンター・放送局に、NHKラジオ第1のFM補完を認めるか否かに尽きます。総務省では、当初の原則を貫き 親局のFM補完を認めていません。全都道府県の親局に、NHKラジオ第1のFM補完を認めると、やはり 90 ~ 95MHzへの拡大では 足りなくなってしまい、同期中継とか方法論を講じなければなりません。

 それでも国民の生命・財産の安全確保に必要な情報が、今後とも適切に提供する国策が大前提となるならば、親局・中継局といった規模の大小に関わらず、NHKラジオ第1のFM補完が全国に普及していく事は、充分にあり得ると思われます。それがきっかけとなって、NHK-FMを含めて、日本のFMラジオメディアが峻烈な時代に入るのは 間違いありません。

 昨年度までは AMラジオ局にしか恩恵がなかった、民放ラジオ難聴解消支援事業の補助金も、今年になって FM沖縄 宮古島中継局 と FM秋田 東成瀬村の中継局に交付される事となりました。特にFM沖縄は、高い聴取率をマークしながら、本局送信所 と 本島北部の今帰仁 中継局しか送信施設のない状態が続いていましたが、遂に 宮古島から島部の中継局整備が始まります。

 FM長野と共に NHK-FMを愛聴している私としては、NHK-FMが、ラジオ第1の補完へ変質してしまう事を心配していましたが、独立のFM補完中継局が整備されれば、杞憂に終わりそうです。NHK-FMには、クラシック音楽放送を中心とした編成を維持しながらも、緊急報道を弾力的に放送するアイデンティティーを、これからも守って欲しいものです。


(追記) 週間放送視聴日記(2019年 8月16日)に、FM補完中継局 総ての置局確実にを掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2019年 9月 6日)に、民放AMラジオ放送廃止へ を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2020年 8月14日)に、NHKラジオ第2放送が削減確実 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2020年11月13日)に、民放AMラジオ放送廃止の実証実験原案 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2021年 8月27日)に、民放AMラジオ44社が停波してFMに を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年 6月 9日)に、AM停波 第1次実証実験に不参加続出 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年11月10日)に、KRY山口放送から始まるAM局のFM転換 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2024年 1月26日)に、NHKラジオ第1のFM補完放送を初めて聴く を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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